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モヒカン娘

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by fumiwakamatsu | 2007-02-28 21:50 | 雑記

Being homeless as an anthropologist

Caton talks of the peculiar homelessness of the anthropologist.

"That’s a very deep personal strain in a lot of anthropologists. They talk about not feeling quite at home in their own culture, and that’s why they go outside to another culture. But when they come back, they can’t ‘go home.’ They’re now even more different than they were leaving it."

Somewhat like Lawrence, the tribe-less man in Arabia, Caton puzzles over defining his cultural identity.

"I see myself as someone who’s engaged in a number of different political and intellectual projects. And this has certain effects, but I don’t see them cohering into a narrative where I can say, this is Steve Caton. When I look back on who I was, or where I’ve been, or where I’ve come from, I can’t give any kind of coherent narrative. Nor do I wish to."
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by fumiwakamatsu | 2007-02-27 01:47 | 文化人類学

社会主義的闊歩、社会主義的停止

見よ、この胸を張り堂々とした闊歩!
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見よ、このどっしり足をつけた停止!
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「見よ」とか言いながら画像が小さくてすいません。
昨夏、中国に行って面白いと思ったのが歩行者用の信号。
青色信号だと、いかにも「革命に向かって前進せよ!!」という
メッセージが伝わってきそうです。交差点を渡りながら、つい
「プロジェクトX(香港映画の方)」のテーマを口ずさんでました。
えせ中国語で。それに比べて、我が国の信号はどうでしょう?

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いかにも「時は金なり」的にせかせかした資本主義的歩き方です。

でももっとすごいのは、こちら台湾。
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何をそこまで急ぐ必要があるのでしょうか?

資本主義も熟成すると停止中に体操する余裕が出て来るようです。
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さすがオーストリア。
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by fumiwakamatsu | 2007-02-25 19:17 | 雑記

社会主義的闊歩、社会主義的停止

見よ、この胸を張り堂々とした闊歩!
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見よ、このどっしり足をつけた停止!
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「見よ」とか言いながら画像が小さくてすいません。
昨夏、中国に行って面白いと思ったのが歩行者用の信号。
青色信号だと、いかにも「革命に向かって前進せよ!!」という
メッセージが伝わってきそうです。交差点を渡りながら、つい
「プロジェクトX(香港映画の方)」のテーマを口ずさんでました。
えせ中国語で。それに比べて、我が国の信号はどうでしょう?

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いかにも「時は金なり」的にせかせかした資本主義的歩き方です。

でももっとすごいのは、こちら台湾。
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何をそこまで急ぐ必要があるのでしょうか?

資本主義も熟成すると停止中に体操する余裕が出て来るようです。
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さすがウィーン。
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by fumiwakamatsu | 2007-02-25 19:16 | 雑記

発表終了

さきほど無事某場所での発表終了。なんともみそ糞でした。
個人的には矛盾しているようなネタをふって笑いをと取ろうと
思ってたのですが、用意した原稿をただ読み上げていた
せいもあり、まったく滑りっぱなしでした。指導教官と話していた
ときは受けてたのにな。まあ、何にせよたまっていたデータを
まとめる作業が出来たのが一番良かったです。ああ、しかし、
発表すると自分の研究が客観視できて、いかに浅はかかが
わかるので情けなくなります。情けなさを軽減するために
フィールドワークを精進せねば。
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by fumiwakamatsu | 2007-02-24 19:13 | 文化人類学

パチンコと研究

来週、ある研究会で発表することになっているのだが、全く何も構想が立っていない。
だが、漠然と考えていることを比喩で喩えるならパチンコである。パチンコというのは、
飛ばした玉を、板に空けられた穴の中に入れればさらに多くの玉が見返りとして戻り、
換金出来る。そして、どの穴にも入らないまま玉が下に落ちると何の見返りもない。
パチンコは一度しかしたことないので、詳しくしらないけど、これが基本的なルールだと思う。

自分の研究と重ねるとこうなる。あるグループは、穴が幾つもあるパチンコ台を自ら作り
出した。しかし、パチンコをしているうちに玉もどんどん減って行き、別にもう手持ちの玉を
増やして換金する必要もなくなったので、パチンコ台の穴を全て閉じようと言い出す。玉は
少ないながらもひたすら打上がりただ下に落ちて行くだけとなる。が、後からこのパチンコに
参加してきたグループがある。そのグループは手持ちの玉を増やして換金したいので、穴を
塞ごうとするのを止めようとする。むしろ自ら穴を作り出してより多くの玉が入るようにしたい。
しかし、パチンコ台を作ったのはそもそも最初のグループである。だから最初のグループに
習ってパチンコがどういう仕組みで成り立っており、どうすれば穴が空くのかを知らなければ
いけない。従って、その知識を取り入れながらも、なぜ穴を増やそうとするのか、なぜ
穴を空けるのが正しいことなのか必死になって相手のグループと、同グループ内のメン
バーに説得して行かなければならない。そしてパチンコ台の知識をほぼ吸収し終えた今で
は、反発はあるものの、かろうじで1つの穴を塞がずに保っているという状況になっている。

こんな感じのことを120年もの歴史を遡りながら話そうと思う。先攻研究では、パチンコ台を
作った側が鶴の一声で穴を塞げと言えばそれで塞がり、もっとパチンコをしていたいながらも
パチンコ台の知識のない人は黙っちまう、というものがほとんどである。しかし、自分の研究は
必死になって穴に入れたり、穴を作ろうとしている人達の物語になる。どうすれば玉が効率よく
穴に入るか、どうすれば玉の換金率が変わるか、どうすれば穴を作れるか、新たに穴を作る
にはどんな穴がいいか、そんな感じだ。しかし、そもそもこの物語自体がどんな人類学的な
意義があるのかまだわからない。今の所は「換骨奪胎的流用による抵抗」だとか「戦略」など
の月並みな表現で収まってしまいそうで情けなくなる。そんな月並みな表現に頼らずにもっと
面白くしたい。面白くするにはどこに焦点絞って、どう新たにフレーミングすればいいですかね、
ということを研究会に来る人達に聞いてみたい。
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by fumiwakamatsu | 2007-02-18 19:02 | 文化人類学

血生臭い

今日は早朝からひたすらある肉を切る。肉を切り、肉を切り、肉を切り、肉を切り、、、。
楽しい。参与観察している実感ができて楽しい。でも手が血生臭い。石鹸使ってもまだ臭い。
そして、帰宅して新聞のサイトを見ると本当に参与観察したい場所では人が死んでいた。
ひょっとすると以前とある場所で亡くなった方を見かけたかもしれない。いや見ただろう。

誰だか知らないが、ご冥福をお祈りしたい。

これだけ読んでると一体どんな研究をしているんだ、と思われているに違いない。
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by fumiwakamatsu | 2007-02-17 23:20 | 文化人類学

辛い

フィールドワークをしてて疑いの目を向けられるのは誰でもあることだと思う。
しかし、徹頭徹尾シカトされると言うのはかなり辛い。しかもバレンタインデーに
そういうことされるとさらに辛い。甘いチョコが食いたい。
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by fumiwakamatsu | 2007-02-16 00:22 | 雑記

キーワード

インタビューが続くにつれてちょっと気にるキーワードが浮かんで来た。

それはアイロニーだ。最近話す人が誰も彼も皮肉屋なのである。お互い建前で
話しているということを了承しながら、さらにその建前を大袈裟にして皮肉に物事を
語る状況に出くわす事が多い。あたかも語っている対象については再帰的な距離を
保ち、皮肉な態度を取っているのに、それでも建前は崩さないという状況である。

皮肉に建前が崩せないのは何か隠し事をしているから、とか、あるイデオロギーに
対して距離を置いているからという訳ではなく、皮肉になりながらも一定の発話
ポジションでしか語ることのできない状況に置かれているというのが正確な見方だ
と思う。先日、校正させて頂いたTさんの論文にはキューバにおける皮肉な語りに
ついて見事にこの点を指摘されていた。理念的な希望とそれをなし崩す物質的・
現実的な困難という二重的拘束に挟まれた不安から生じる皮肉な語りをTさん
の論文はせつなさを伴いながら描いていた。今、自分が調査で出会っている状況は
キューバの状況とは大きく異なるけど、皮肉になりながらも一定の発話ポジションに
置かれてしまうという点では似ているように思う。ではその発話ポジションに置かれて
ている状況は何なのだろうか、という点に焦点を当てて語りの意味を捉え直したほうが
よいのだろう。

もっと簡単に言えばイデオロギーというのは、それを発する側も受け取る側も疲労を招く
というのが前提なのだろう。かと言って皮肉をポストイデオロギー的な状況にいる主体と
して想定するのも馬鹿げたことである。昔ブログにも載せたジジェクのトイレの話のように、
「身体から出る不快な排泄物に否応にも関わらせる」という逃れたくても逃れられない装置
のような中で、どう皮肉になっているのか、と言うのが重要な点だと思える。

という訳で、どなたかアイロニーについての論文をご存知でしたら教えて下さい。
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by fumiwakamatsu | 2007-02-10 01:25 | 文化人類学

マリノウスキー的状態

修士修了試験の問題の1つにこんなのがあった。

「人類学の発展は戦争の勃発に大きく影響されて来た。過去に起った
4つの戦争の例を挙げ、それに伴う人類学のパラダイムの変化を説明
しなさい。」

人類学をやっている人なら誰もが知っているのはマリノウスキーの例。
第一次世界大戦が勃発した頃、オーストラリア国籍を持つ彼はイギリスの
大学に所属していたが当時オーストラリアに調査に出かけていた。しかし、
敵国出身であるためにイギリスへの帰国が許されず、仕方が無いので
当時オーストラリアの領地であったパプアニューギニアのトロブリアンド島で
長期の調査を余儀なくされる。これが人類学でフィールドワークという
手法が”偶然にも”定着した理由だとされている。

どうやらこの話は過去の遺物ではなく現在も続いているようである。

http://www.thecrimson.com/article.aspx?ref=516819

イラク国籍を持つ学部の先輩が現在アメリカに帰るためのビザが発行されず
カナダで足止めを食らっているらしい。彼のパスポートは旧フセイン政権のときに
発行され、アメリカの移民局はそれを無効だとして入国を認めていない。そして、
もし再度ビザを発行して欲しいならば、イラクに戻って現政権の下で発行された
パスポートを取得するよう通告した。当たり前だがイラクに戻るのは不可能な話だ。

記事によると彼だけでなく新たに雇われたパキスタン国籍を持つ助教授もビザが
認められず、今もパキスタンで足止めされている。彼が受け持つことになっていた
今学期の授業はキャンセルされる可能性があるらしい。

同じ大学を卒業したアホな大統領のせいでこんなとばっちりを受けるとは。早く
彼らの状況が改善されるよう願って止まない。
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by fumiwakamatsu | 2007-02-09 10:35 | 文化人類学