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哀悼

ジャック・デリダが昨日亡くなった。
享年74歳。死因は膵臓癌。

哀悼の意を込めて、
「脱構築」なんて言葉を気軽に使わないようにしよう。
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by fumiwakamatsu | 2004-10-10 16:08 | 雑記

食文化

タイミングよくいい企画をしてくれるじゃない?
早く日本に帰ってフィールドリサーチをしたい。


よみがえるか!クジラ給食、和歌山・太地町が計画 (読売新聞)


 古式捕鯨発祥の地・和歌山県太地町が、日本固有の食文化「鯨料理」を守るため、学校給食での復活を計画している。ハンバーグやシューマイなど子どもが好きな献立を試作、子どもや栄養士らにも好評で、コストなどを計算し、将来は全国の自治体への売り込みも視野に、〈懐かしの味〉の普及を目指す。

 商業捕鯨が一時停止になった1988年から供給量が激減。高級食材となり、各地の学校給食のメニューから消えた。太地町は今年9月、固有の食文化を守る運動をと、町職員らで鯨給食普及チームを編成。地元の宿泊施設の料理長にメニューづくりを依頼した。

 ハンバーグやメンチカツなどを試作し、2回にわたって小学生や学校栄養士、給食調理員らに試食してもらったところ、「こんなに色々な料理になるなんて」「さっぱりしていておいしい」と上々の評判だった。

 調査捕鯨が認められている「日本鯨類研究所」(東京)や鯨肉販売業者などにも趣旨を説明し、年間60トン(75万人分)の胸肉を提供してもらうめどがついた。今後、調理時間や費用も計算して給食に適したメニューを選び、流通ルートを確保し、各地の教育委員会などにPRしたいという。

 三軒一高町長は「鯨を給食で食べたという世代が、〈鯨肉文化〉を支えてくれた。高たんぱくでコレステロールが少ない健康食品を廃れさせないよう努めたい」と話している。
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by fumiwakamatsu | 2004-10-10 14:18 | 文化人類学

永遠のトロツキー

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世界中で革命を起こしたかったそうです。
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by fumiwakamatsu | 2004-10-09 13:10 | 文化人類学

Seek Thirst, Not Water

学校が始まってからとても寝つきが悪い。

いつも布団に入る寸前まで本を読んでるんだが、
もうこれ以上読めん、と疲れのピークが来るまで堪える。
しかし、いざ電気を消すと何故か胸が高鳴る。
心臓の鼓動がはっきり聞こえるほどに緊張感が増す。

理由は眠る寸前まで一日の反省をするからだ。
今日の授業ではああいう発言をしておけば良かったな、とか
もっと集中力を持っていれば次の章まであの本を読めたはずだ、とか
この事象にはこういう切り口で考えると面白くなるのでは、とか考えていると
満足して一日を終えることができない。
こうなると俄然やる気が出てきてもう一度本を読み出そうとする。
しかし、やはり体は疲れてるので頭に入らない。集中力がすぐ切れる。
これを何度か繰り返してるうちに2時間ほど経ってしまう。

潜在能力はまだまだあるのだから、それをフル活用しなくてどうする?
という根性論はいいのだけれども、どうも空回りしている。無駄に熱い。

渇きを求めるのもいいが、たまには水も必要だ。
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by fumiwakamatsu | 2004-10-08 12:16 | 雑記

礼儀って?

どうしても前から疑問に思っていたことがあった。
遠くにいる目上の人に対して挨拶するとき、アメリカではどうすると礼儀正しいのか?
じつは学科の建物の近くでは頻繁に顔見知りの教授を見かけるのだが、
どうすればいいかわからないので近くに寄らない限りいつも見えてないふりをしていた。
まさか大声で名前を呼ぶわけにもいくまいし。かと言って見えないふりをしてごまかすのも感じ悪い。

今日、授業が終わったあと同期のPとEにこんな素朴な疑問をぶつけてみた。
すると、丁度廊下の向こう側からC教授がこちらに向かって来たので2人がどう反応するか見ていた。

なんとEは教授に向かってピースをし、

「ハーイ、C教授!!」
「おお、どうしたのかね、E?」
「何って教授にピースを送ってるんですよ!」

それを見てあっけにとられたPは、
「E、あんた何やってんのよ!いい、フミ、いくら親しいからってハーバードの教授にピースは駄目よ」
と、せめて笑顔で手をふるのが最低ラインだと教えてくれた。
教授にピースを送れる陽気なEは本当に得な性格をしている。

これは人類学だからかもしれないが、うちの教授は親しくなると自分の生徒に下の名前で呼ばせるのが慣例になっている。
しかし、この親しさが逆に苦痛になる。
もうだいぶ慣れたのだが、担当教官のことを「ベスター教授」から「テッド」と呼べるようになるまで苦労した。
一度などは間違えて「テッド教授」と言って失笑を買ったことがある。

親しさと礼儀正しさのバランスを意識せずに保てるのはいつになることやら。
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by fumiwakamatsu | 2004-10-07 10:49 | 雑記

小説読めない病

論文ばかり読んでいると他のジャンルの本が読めなくなった。

もう完全にフィクションが嫌いになってしまった。
詩なら短くていいのだけれども小説は面倒くさいの一言。
お願いだから早く結論を言ってくれ、とイライラしてるうちに読み切らず諦めてしまう。

昔は物語の構成よりも文体の一つ一つに注意払って読んでいたのに。
例えば「サロメ」の中に「氷のように燃える真珠」なんて表現が出てきたときは身震いした。
川端康成の「山音」のなかで「夫婦というのはお互いの悪意を深めていく悪意の沼さ」という一文で道徳観がぐらついた。
今となっては信じられないが、よく「暗夜行路」なんて読めたもんだ。もし今読めなんていわれたら舌噛んで死んでやる。

「読む」という行為が職業となり常に批判的な姿勢でいると小説に心を揺さぶられることが無くなった。

じつはメルヴィルの「白鯨」を読んでから、その舞台になったNew Bedfordに遊びに行こうと思っているのだが、
これまた長くて退屈な小説なのでなかなか読み終われない。そして、New Bedfordに行く日がどんどん延期されていく。

感性よりも論理性を重視した人間になるって、悲しいことなのかもしれない。
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by fumiwakamatsu | 2004-10-06 11:17 | 雑記

スーパー教授

Michael Herzfeldという我が学部の看板教授がいる。

イギリス出身の彼の専門分野は、ナショナリズム、官僚制度、社会的詩学、西洋の”構築”など。
大抵の人類学者は生涯同じ場所で実地調査を続けるのだが、この人の場合は3カ国(ギリシャ、イタリア、タイ)にも及ぶ。
植民地化されたことはないが、先進国の一員として迎えられてもない国でどのようなナショナリズムが起こるか、
ということに焦点をあててるので、3カ国をまたがって(しかもどの言葉も流暢に話す)比較研究をしている。

50歳という若さで今までに出版した本は9冊。
タイプしている時間が勿体無いのでマイクに語りかけて録音し、テープを出版社に渡してタイプさせている。
しかも文体が流麗で密度の濃い理論を織り交ぜた本ばかり。

渡米する前から入学祝いのメールを戴き、しかも著書を読んでいたので、
さぞかし文体通り素敵な紳士なんだろう、と会える日を楽しみにしていた。

そして、いざ会ってみると









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こんなだった。
紳士っていうかマフィアだ。地中海で調査すると風貌もこうなるのかもしれない。
しかも前頭葉が発達しすぎているのか、異様におでこがでっぱっている。

彼のオフィスに入ると、ひたすら独自の理論について一方的に話しだし、5分だけのはずが1時間になってしまうことがしばしばだ。
従って、彼に捕まらないようにオフィスの周りにはできだけ近づかないようにするのが院生の間で暗黙の掟となっている。

いい教授なんだけど少し灰汁が強すぎる。
まあ、でも、落ちこぼれの自分にも優しく接して下さっている貴重な存在だ。

※追記
リンクに大学時代の友人2人追加しました。
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by fumiwakamatsu | 2004-10-05 12:23 | 文化人類学

シムシャン族の女性

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あなたは何処に行こうと、考えておられるのか。
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by fumiwakamatsu | 2004-10-04 09:41 | 雑記

負け犬の遠吠え

なんと今週だけで友人から結婚の知らせが3つも来た!
これが世間で言われている第一波というやつか。
学生時代に「結婚なんてどうでもいいさ」なんて、うそぶいてる奴に限って
焦り出すって言うけど、たしかに一気に波が来ると衝撃が大きい。

こちらも負けてられん、と思い立ち今日はハーバード日本人会のパーティーに行ってきた。
会場の後ろのほうにはとても綺麗なお姉さま方が一杯いたんだが、皆ビジネススクールに来てる生徒の奥さんだった。
あとはもう男ばっか。しかも同世代があまりいなかったので、なかなか話が合わなかった。

しかし、奥様方のゴージャスなこと!
旦那と思われる男性陣はファッションセンスが微塵も見られないのに、
奥様方は高そうな服を着ていて、おほほほと口に手をあてがって歓談していた。

負け犬を承知で言わせてもらうけどさ、(ローリー寺西風に)

奥さん、あんたら大学時代はもっとイケメンと付き合ってたでしょ?
今の旦那と当事出会ったとしても振り向かなかったでしょ?


くそう、金が憎ーーい!!
もう悔しくて悔しくて、さっきから酢昆布食いちぎってます。

この悔しさをばねにもっと男を磨こうっと。
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by fumiwakamatsu | 2004-10-03 07:09 | 雑記

コメディー討論

昨晩、大統領候補の討論会をテレビで見ていた。
論理的にはケリーが圧勝してるのは確かなんだが、
ブッシュが「自由」や「民主主義」という決まり文句を連発するだけで
心がときめいてしまう国民がこの国には多いと思うので最終結果はわからない。

しかし、討論の内容よりもブッシュの挙動を見ているほうが楽しかった。
ケリーが鋭い指摘をするたびにブッシュは泣きそうな顔になって必死にメモを取っていた。
「”お母ちゃん助けて~!"とか書いてるんじゃねぇ?」
「いや、たぶんケリーの似顔絵描いてるだけだろう。」
と、ルームメイト達と茶化していた。

一番笑えたのが、ケリーがアメリカの単独主義を批判して、
「しょせんイギリスや日本とくらいしか同盟を築けなかったのだから世界に嫌われるのも仕方ない」
と言ったところ、
「オイオイ、ポーランドを忘れてもらっては困るなぁ」
とブッシュが弁明したところだった。
ポーランドってわざわざ付け加える価値あんのか?

アメリカの好きなところは、政治化を茶化した深夜のコメディー番組が豊富なことだ。
案の定、Daily Newsという番組ではポーランドを突っ込んでいた。

討論会はあと2回行われる。
思ったより笑えるので次も楽しみだ。
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by fumiwakamatsu | 2004-10-02 12:29 | 雑記