巡礼、通過儀礼、ディアスポラ、黒人アイデンティティーの形成。
25年目へと突入する間際に頭を占領してたのはこんな言葉ばっか。 マクドナルドが主催する「アフリカ帰還旅行」を通じてアフリカ系アメリカ人がどうアイデンティティーを形成していくか、 それを”通過儀礼”という概念を使って分析している民族誌を読み終えたとこだ。 こうやって24年目が終了した。時間による節目じゃなくて本による節目。 去年は変な年だった。 というのも、自分が何歳だったか忘れてしまって 迂闊に「23歳」とか「25歳」とか適当に年齢を教えてしまったことが多々あった。 別に悪気があったわけではなく、不意に聞かれると自分でも思い出せなかっただけだ。 それだけ社会の求める年齢”像”を気にせずに生きていたのだろう。 1年という節目はもうほとんど関係なくなった。 というのも、今は1つの明確な目標があるからだ。 それは30歳になるまでに1冊の本を書き上げること。 目標を達成するために未来から現在に向かって逆算しながら生きている。 不思議なことに目標とは明確になればなるほど、 そこに辿り着く道程が長くなってしまう。 「人生とは何事も成さぬには余りにも長いが、何事かを成すには余りにも短い」 中島敦が「山月記」で書いたこの一文は的を得すぎている。 だからこそ追い水のように逃げていく目標を綱で繋ぎ止め それを引き寄せるためだけに時間が存在するようにしている。 そうなると365日という単位はあまり関係なくなる。 時の実践感覚は共有されない。冷たく、熱く、自分の中で進行する。 フリーターで失望の底にいた2年前の今日。 当時では想像できなかった理想の環境に今はいる。 自己実現という曖昧な言葉を具現化するには世界中で最も適した場所。 この幸せを噛みしめながら今を生きていたい。
by fumiwakamatsu
| 2004-11-04 14:58
| 雑記
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