寿司ポリス

横浜の中華街に中国人の友達と一緒に行ったことがある。昼飯を食べに一件の中華料理屋さ
んに入った。そこで自分は「あんかけ堅焼きそば」を頼む。腹が減ってたので、いざ食べようとし
たとき、その友人が待ったをかける。

「こんなの本物の中華料理じゃあない。中国でこんな焼きそば見た事が無い。日本で勝手に作
られた偽物だ」と言う。

個人的には、大好物な中華料理なので、本物か偽物かなど、正直どうでもいい。そんなに「真
性」を気にするなら、わざわざ日本で中華料理屋など入らなければいいじゃないか、と言おうか
と思ったけど、適当に流して堅焼きそばを喰らう。

さて話は変わるが、最近、海外の日本食料理屋、特に寿司屋さんを標的にして、農林水産省が
本物の日本料理かどうか査定しようとする計画があるそうだ。査定人は通称「寿司ポリス」。計
画が実現するかどうかはわからないが、日本食人気とともに増加するいかがわしい日本食料理
屋に歯止めをかけようという魂胆なんだろうか。

海外の寿司屋に行くと確かに「オイオイオイ」と思ってしまうような料理がよくある。アボカドを外
側に巻いた「キャタピラー巻き」や唐辛子とマヨネーズとマグロが入った「ダイナマイト巻き」など
がいい例。またアメリカの寿司屋ではラテン系の兄ちゃんがよく板前をしているので驚いてしま
う。

そこで、「こんなん本物の寿司じゃない」とつい言ってしまいたくなるが、それでは上で述べた中
国人の友人と同じになる。別に当地で食べている人々にとって良ければなにも「真性」にこだわ
る必要なんてないだろう。もし、スーツを着た堅物の日本の役人がアメリカの寿司屋で「あんた
らの食っているものは本物じゃあない」なんぞ言おうものなら、それこそいいお世話を通り越して
怒りが爆発するんじゃないだろうか?逆に、我々が食べている全ての洋食・中華料理にその各
国のポリスが来ていちゃもんを付ける姿を想像したら、たまったもんじゃない。

と、今日は父上と一緒に赤坂で寿司を食いながら考えていた。久しぶりに美味いもん食ったなー。
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by fumiwakamatsu | 2007-12-10 16:50 | 雑記
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