使い道はある

先日記事を投稿した某雑誌が届く。パラパラ捲っていると他にも人類学者が
記事を書いていたりした(N沢S一さんとかね)。たしかにスローフードだとか、
ロハスだとか売り物にしているわけだから人類学者が呼ばれるのもわかる。

ようは、近代の矛盾を「高貴な蛮族」的ライフスタイルで解決しましょう!という
プロットさえあればいいのだろう。自然との調和、緩やかな時間の流れ、有機的な
人間関係、これらのイメージをどっかの「高貴な蛮族」や「過去の日本人」に投射して
現代人が苛まれている(とする)都会の喧噪や疎外化などと対比させる。そして、
「彼らに見習いましょう」、と声高々に歌えばそれでいいのである。おまけに、彼らの生活
に近づくために必要らしい高価な商品を宣伝しておけば儲かるわけだ。こう考えると、
魂さえ売ればちょっと人類学を齧った人ならいくらでも記事が書けそうな気がする。

「こりゃ金持ちの嗜みだわな〜」とつぶやきながらあっという間に読み終えてしまった。
レトルトカレーに納豆と卵とソースをぶち込んで食べている自分にはスローフード
など余りにも空疎に聞こえてしまうのである。期限が来る前にメガマックも食べねば。
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by fumiwakamatsu | 2007-01-25 00:20 | 文化人類学
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