上智のときの指導教官と会う。というのも彼が主催する一ヶ月後の研究会で
発表することになったのでアドバイスを伺いに行ったからだ。この人は生徒を 具体的かつ理論的に考えさせるのにずば抜けた才能を持っている人だと思う。 話をする度にブレイクスルーのようなものが起り、自分のやっていることは こういうことだったのか、と改めて気付かされる。それも、彼が何かを押し付ける のではなく、ただ質問をひたすらぶつけられ、押し問答しているうちにひらめきが 起る、という感じだ。彼は常に妥協をしないポジティブな姿勢を持っている。 それが、話し相手である生徒にも乗り移り、前向きな考えが起ってくる感じだ。 彼がここまで生徒の可能性を引き出すのが上手いのはやはりルールモデルが あったのだろう。シカゴ大での彼の指導教官であったジョン・コモロフやサーリンズが 同じような姿勢を持っていたのだろうか。何はともあれ、自分も彼をルールモデル として見習うべきだと反省してしまう。素晴らしい恩師に巡り会えた幸運に感謝したい。
by fumiwakamatsu
| 2007-01-24 01:33
| 雑記
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