ブレイクスルー

勉強をしていて何が一番辛いかと言うと、
やらなきゃならないことが山積みなのにいきなりブレイクスルーが来て空想に耽ってしまうことだ。
今日も授業のあと図書館に行っていたのだが、突然、これは!というテーマが頭に浮かんできた。
そうなると、もう本なんて読んでられず、半笑いになって虚空を見つめてしまう。
1時間過ぎても、そのテーマについて考え続けていたのでもう諦めて帰宅してしまった。

何を考えていたかと言うと、企業ベースの労働組合と階級ベースの労働組合の比較研究だ。
普通、労働組合とは同じ職業・身分を共有する労働者が会社間をまたがって連帯する。
だから賃金交渉のときに、ストライキを武器にして資本家を脅すことができる。
例えば、南カリフォルニアの湾口で働くクレーン操縦者の連合がストライキを起こすと
南カリフォルニア全土のクレーンが止まってしまい郵船業としては大損害を蒙ってしまう。

でも日本の場合は、面白いことに会社内での労働組合しかないのでストライキが起こせない。
というのも、ある会社でストライキが起これば他の企業で働いてる同じような職種の労働者を雇えばいいからだ。
逆に、労働組合と会社側の仲介を受け持つような人物に昇級が約束されがちなので謀反者が出てくる。

こう考えると日本型連合のほうが不利に思われるかもしれないが、そうではない。
というのも、階級ベースだと「All or Nothing (有か無か)の原則」でしか交渉できないので、
直接対決をすると相手を交渉場に引き出すことが難しく下手すると全員解雇もありうる。
会社ベースだと毎年儀礼のように交渉があり、微量ながらもベースアップが前提となっている。

まあ、おそらくここまでは誰かが研究しているだろう。
問題は会社ベースの組合形態が日本だけでなく他国にもあるかどうかだ。
これはよく日本文化特有の縦社会構造の一例として紹介されるのだが、他の後進発展国にも似たようなケースがあるのでは?
もしあったとしてそれぞれの国の労働史を比較研究してみると、面白いイデオロギー理論ができあがるのでは?
特に中国やキューバなど共産国で団体交渉権が認められてない国ならば組合が日本と同じように形骸化してるのじゃないか?

とまあこんなことをこの2時間ほどずっと考えていた。

しかし明日までに読まねばならない本が丸々一冊残っているのに、ブレイクスルーしてしまった。
こうやって日記に書くと少しは落ち着くかと思ったが、まだ火照りが止まない。
そんなに興味があればいまからこのテーマでリサーチすればいいのだけれどもそれは面倒だ。

仕方ないので昨日紹介した「カール・マルクスと歴史」という曲を大音量で流して歌っている。
一緒に歌いたい人は↓が歌詞。
karl marx and history

WE GOT FIRECRACKERS AND RED BALLOONS AND A STREET ORCHERSTRA THAT PLAYS A TUNE CONFETTI’S FLYING IN THE AIR A LOT OF PEOPLE ARE GATHERED HERE WE GOT PLACARDS POSTERS AND STICKERS TOWE GOT REGGAE MUSIC BY YABBY YOU WE GOT REDFLAGS, BLACKFLAGS AND FLAG WITH STARS WE GOT SLOGANS PAINTED ON OUR GUITARS WE SPEAK ABOUT FREEDOM WE SPEAK ABOUT WAR WE GOT A VISION BABY THAT WE JUST CAN’T IGNORE IT SURE RAINS ON OUR PARADE BUT THE WIND WILL CHANGE THE CLOUDS WILL FADE A CHANGE WILL COME EVENTUALLY SO SAYS KARL MARX AND HISTORY WE GOT VEGETARIAN GUMBO STEW THE ROCKIN’ PNEUMONIA AND THE PUNK ROCK FLU WE GOT IKO IKO AND STAGGER LEE AND THE JUNCO PARTNER’S LEANING AGAINST A TREE WE GOT EMMA GOLDMAN AND CHOMSKY TOO WE GOT THINGS TO SAY WE GOT STUFF TO DO WE GOT ALL KINDS OF FREEDOM FIGHTERS GATHERED HERE WE GOT OUR FRIEND IN THE CORNER OVER THERE DRINKING BEER WE SPEAK ABOUT THE FUTURE WE SPEAK ABOUT THE PAST WE SPEAK ABOUT A NEW WORLD ORDER AND WE HOPE THAT WE CAN GET THERE FAST IT SURE RAINS ON OUR PARADE BUT THE WIND WILL CHANGE THE CLOUDS WILL FADE A CHANGE WILL COME EVENTUALLY SO SAYS KARL MARX AND HISTORY KARL MARX AND HISTORY
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by fumiwakamatsu | 2004-10-19 07:10 | 文化人類学
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