副業としての人類学、貝貨幣、そして誕生日

昨日は一橋大学で開かれていた共同研究会にてリチャード・ワーブナーの講演があったので聞きに行って参りました。

部外者にも関わらず、その後共同研究室で開かれたレセプションにもお呼ばれし、たらふくビールを頂きました。そこで、とある人類学の教授お2人とお話をさせて頂いたのですが、2人とも「人類学は副業でやっている」と豪語されてたのが印象深かったです。1人は飼い馬を持っていらっしゃるほど競馬好きの方で、「競馬の人類学」という本も出版し、さらには競馬のテレビ中継で解説もされてたらしいです。もう1人の方は教授職に就くまでアフリカの民族音楽の評論家として活躍されていたそうです。そして、その方が自家製で作られたマサイ族の蜂蜜酒も頂き、気持ちよく酔わせて頂きました。

その後、またもや部外者にも関わらず、ワーブナー氏と共に居酒屋での食事会にも参加させて頂きました。さらに図太く、以前からブログを読ませて頂いていた院生のFさんともう1人の院生の方と一緒に共同研究室に戻って飲み始めました。パプアニューギニアで貝貨幣について調査されたFさんと「意外性のある研究をするにはどうすればよいか?」という点を中心に話をしておりました。個人的にFさんの研究をとても尊敬しています。交換価値というのは物とサービスを交換する媒介物との等式があるからこそ成り立つものですが、ではその等式が成り立たないときはどう考えればよいか。Fさんの研究は当たり前だと思っていた貨幣による交換の根底的な考えを覆すところまで深く分析されています。彼の研究と比べて、自分の研究にどうやって意外性を持たせれば良いのか、話ながら考えさせられました。

そして、12時が過ぎたところで「じつは今日が誕生日なんですよ」と言うと、Fさんともう一人の方にハッピーバスデーを歌って頂きました。夜中の研究室に響する2人の重低音。尊敬するFさんに歌って頂いたせいか、神聖な雰囲気を味わえました。その後、パプアニューギニアでのお話を色々聞かせて頂いているうちに朝の4時でお開きとなりました。ここでも厚かましく始発まで研究室のソファーで眠らさせて頂くことになり、至れり尽くせりでした。まったく部外者のくせに温かくもてなして頂き、関係者の方々に感謝しております。

しかし、「30歳までには博士号を取る」と常に見栄を張って言っているのですが、後3年しか残っておりません。うーん、短い、、、
[PR]
by fumiwakamatsu | 2006-11-04 20:53 | 雑記
<< Love Held Capti... ハーフの甥っ子 >>