社会学者 VS 人類学者

社会学者がある工場で実地調査を行った。

工場内の電気を最初は暗くし、最初の週は20W、次の週は40Wというように
一ヶ月にわたって段々明るくしていく。その都度出来上がった製品の個数を数え、
生産の効率性を調べていくものだった。果たしてその結果は?

社会学者が予期していたとおり、明るくなればなるほど製品の個数は増えていった。
「これで技術発展と生産の効率性の関係を裏付ける証拠ができたぞ!」と大喜びする。

調査が終わったあと、人類学者が工場で働く従業員に話を聞きにいった。
「製品の数が増えたようだけど一体どうしてなの?」と聞くと、
「いや、毎週知らない人が工場に来るから監視されていると思って
余計に頑張ったんだよ」と従業員は答えたそうだ。


「これが社会学者と人類学者のフィールドワークの違いです」と、
昔取っていたフィールドワークの授業で社会学の教授が教えてくれた。
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by fumiwakamatsu | 2005-06-21 16:03 | 文化人類学
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