The Plague of Fantasies (3)

「”社会主義が本当に存在していた”古き良き時代では、レーニンがどれほど熱心な読書家だったか、
どの子供も嫌になるくらい教えられていた。そして、『学習せよ!学習せよ!学習せよ!』という、
彼が残した若者へのメッセージも耳にタコができるくらい聞かされていた。このモットーを全く関係のない
文脈で使った古いジョークがある。これは社会主義国の間で流行っていたのだが、上手く皮肉が効いている。

”妻を取るか、愛人を取るか”という質問をマルクス、エンゲルス、レーニンの3人が答えることになった。
情事に関しては保守的だったことで知られているマルクスはもちろん『妻を取る』と答えた。
逆に、人生の楽しみ方を知っていたエンゲルス(注:彼は工場主の息子だった)は『愛人』と答えた。
驚くべきはレーニンである。なんと『妻も愛人も両方取る』と答えたのである。果たして彼は、
抑えきれない性欲を満たすために隠れて情事にふけようなどとと考えていたのだろうか?
『いや、そうではない』と断った上で、彼は矢継ぎ早に次のように説明した。『両方選ぶことで、
愛人には”私には妻がいるのだ”と伝えることができ、妻には”これから愛人の元へ出かけてくるよ”、
と伝えることができるからだ。』一体そんなことを伝えてどうしろと言うのだ!?彼の答えは
『学習せよ!学習せよ!学習せよ!』なのだった。」

Zizek "The Plague of Fantasies" p39より
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by fumiwakamatsu | 2005-04-19 19:52 | 文化人類学
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