ダリの謎

昨日はVさんMさん夫妻に招かれダリの展覧会に行って来た。
午後6時、ボストンの一等地にあるニューベリー通りのギャラリーへ車で連れて行ってもらう。
もちろん招待客は限定されていて、Mさんの友人である絵画コレクターの方に頼んで入れてもらった。
さぞかしボストンの上流階級セレブ達が集まるのだろう、とかなり内心緊張していた。

着いてみると意外とアットホームな雰囲気。来ている人も普通っぽかった。
我が家の自称画家である兄貴が昔からダリが好きだったので、
ダリの画集はたくさん見ていたのだが、一枚も知ってる絵はなかった。
エッチングの版画の上に水彩で色づけした絵がほとんど(詳しくは上のギャラリーのHPで閲覧できます)。
それでも一番安い絵で30万円から。一番高いのは1200万。恐るべし、ダリ。

絵も良かったんだが、ツマミにおいてあったパティが美味しかった。
空腹だったのでKさんと一緒にパティばかり食っていた。ありゃちょっと卑しく見えたかも。
パティが置いてある前にダリが15歳くらいの少女と一緒に庭のカウチに座っている写真があった。
VさんとKさんとこのかわいらしい女の子は誰だろうという話で盛り上がる。

Kさん「ダリの娘じゃないの?」
自分「ダリに娘っていたっけ?かわいいからモデルで来てた女の子じゃない?」
Vさん「いや、ひょっとしたら奥さんかもよ。89歳のダリと17歳の奥さんなんてありそうじゃない?」
と、勝手に憶測してたところ正体は↓の真ん中にいるフランス人女性の若い頃の姿だった。
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このアーギレット女史のお父様が画商としてダリの絵を買い付けていて、
幼少の頃、毎年夏にはスペインのダリ家で休暇を過ごされたそうだ。
今回の展覧会も彼女がお父様から引き受けたダリの絵を出していた。
途中で彼女の講演が始まり、幼少の思い出、ダリの裏話、秘蔵の画集などの話を聞けて面白かった。
初めて聞いた話なんだが、ダリには出生前に無くなった兄が2人おり、その2人とも彼と同じくサルバドール・ダリと命名されていたそうだ。
死んだ兄の墓参りするたびに、ダリは自分の名前が刻まれているのを見て、自己の中に兄が宿っている感覚を持ったそうだ。
幼少の頃からそんな感覚を持っていたらならあの深層心理を覗くような絵が生まれるのも納得、と思った。
しかし、上の写真、左端の院生2人はやはり顔が固い。人とあまり接してないのがわかりますな。

帰りはチャイナタウンに行って飯を食うことに。
Mさんとお友達の2人は中国系ペルー人なのでスペイン語で会話。
Vさん、Kさん、自分は日本語で会話。そして2つのグループが英語で会話したときは
将来アメリカで子育てするときは一体何語で育てるのがいいか、話あってた。
いきなり館内が暗くなったので、何事かと思えば隣に座っていた黒人一家の
子供が誕生日ケーキをサービスされていた。差別かもしれないけど、誕生日を
中華料理で祝う黒人の家族がいるのか、と少し驚いてしまった。

とにかく、ダリの後は人種の坩堝を経験したってことで。
(あ、あと蒸し牡蠣が安くて超美味かったです!!)
VさんMさん、先日のウチナー料理に引き続きありがとうごさいました。
後誰も気付いてないかもしれませんが、右上のNightworkの絵、ダリです。
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by fumiwakamatsu | 2005-02-07 12:25 | 雑記
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