年末にこんなことしてます

年の瀬が近づくにつれ多くの友人から挨拶のメールが送られてきた。
どのメールにも「修士修了試験があるので年越どころじゃあない」という返事を送っている。
そのせいか、過去の日記を読み返すと、「終了」と書くべきところが「修了」に漢字変換されて残っているとこが幾つかあった。
今の頭の中はこの修士修了試験だけだ。

この試験は通過儀礼のようなものだ。
過去20年間で落ちたのは3人だけで大抵は受かるようになっている。
教授陣も落とすためのような試験は作らずに、学んできたことの復習程度にしか捉えてない。
形式は3日間の時間猶予を与えられたTake Home Examで、
30問ほどの質問リストから3問選び、25ページ以内でレポートにまとめる。
各教授が授業で教えた内容に基づいて質問が作られるので、必ず親しみのある質問がある。

例えば、去年はこんな問題が出された。
「ナショナリズムと人類学の歴史的関係は何か?そして、その関係がいかに現在の文化概念の用法に
影響を与えているか?すでに出版されている民族誌(そのうちの1つはヨーロッパを対象にしたもの)
を使って具体例とともに答えよ」

他には、もっと専門的な問題もあり、例えば
「Biopower, Biosociality, Biological Citizenship, Genetics Citizenshipなどの概念は何を意味するのか?
フーコー、ラビノウ、ペトリアナ、ラップが主張するこれらの概念を比較検討して答えよ。」

中にはもっと一般的で変わった問題もある。
「人類学内で議論されている論点を学習するための授業をあなたが受け持つこととする。
そのときどのようなテキストを課題に出すだろうか?その理由も述べて答えよ。」

まあ問題を読んだ時点でどの教授が出した質問かはすぐに見当がつくので、
(例えば1番目はナショナリズムを研究しているH教授、2番目は医療人類学のK教授)
その教授の授業で取ったノートやテキストを見直して答えれば大まか大丈夫。
あとは、質問に沿うよう過不足なく論調を整え肉付けをしていけばいい。

来月の18日から20日までがこの修士修了試験の期間。
正直、問題に答えることができても、書く時間が足りるかどうかが心配で、先に答えを用意しておかないといけない。
従って今はもう新しい本を読まずに、今まで読んだ本の内容を要約し、テーマ別にノートを取っている。

2004年はこうやって地味に終わりそうだ。
皆様、よいお年を。

<追記>
強がっていたけれど、空腹で勉強していると日本で食べたいものばかり頭に浮かんできます。
ふぐ食いてぇ、焼き蟹食いてぇ、赤坂ラーメン(固め、濃いめ、油多め)食いてぇ、モーモーパラダイス行きてぇ。
と、このひもじさを伝えるべく先ほど実家に電話したら、母親が
「今日は大掃除終わった後、皆で蟹道楽に行くのよ。フミ君はいなくて残念ねぇ、うふふ」だそうだ。
このブルジョワ一家めー!!
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by fumiwakamatsu | 2004-12-31 07:10 | 雑記
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