ペーター・スローダイクとブルーノ・ラトゥール

この二人の哲学家が、建築学部の開いた講演会に招かれていた。

フィールドワークで鈍りきった脳みそでは講演の10%も理解できなかったが、
SphereやNetworkという概念によって空間認識を変化させる、というような
内容であった。二人とも私的生活を保つ内の空間と市場秩序で成り立つ外の
空間という対立を解消させるために、これらの概念がどう役に立つか、という
話だったと思う。

ペーター・スローダイクはその著書の通りシニカルな笑いを混ぜたオタクっぽい
おっさんであったが、ラトゥールの話し方はヒトラーの演説に似た抑揚のつけ方で
見ているだけで楽しかった。しかも、盛り上がっている最中にボソっと呟くごとく
ジョークを入れるのが、絶妙であった。

ああ、しかし、このような偉大な哲学者が講演しても、その内容ではなく話し方
程度しか説明できないのが今の自分の知性なのかと思うと、悲しい。
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by fumiwakamatsu | 2009-02-19 15:39 | 雑記
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