牛丼

現在住んでいる寮は、食堂で昼・夜の食事をすることが義務付けられている。
昼はメニューが決まっているのだが、夜はビュッフェ形式で食い放題である。
時間に追われている院生にとって料理する手間が省けるのはうれしい。しかも、
値段のわりには料理の種類も多く、栄養が偏る心配がない。

しかし、食には関しては「郷に入れば郷に従え」をモットーにしていたのだが、
年をとってきたせいか、やはり順応しきれないようになってきた。今日はことさら
そう痛感させらえた一日だった。


今日の昼は「アジアンスペシャル」ということで、日本の牛丼、ヴェトナムのフォー、
中華の飲茶から1つ料理を選べることになっていた。久しぶりなので、牛丼を頼んでみる。

すると、シェフとして働いているラテン系の兄ちゃんが、米の入った丼に、焼いたズッキーニ、
ブロッコリー、生の人参のみじん切りをのせていく。そして、「エビかビーフ、どっちがいい?」
と牛丼にはあるまじき質問をしてくる。物は試しに「エビ」と答えた。そして、最後に「ソースは
グリーンカレーとテリヤキのどっちがいい?」と聞いてきたので「グリーンカレー」と答えた。
「はい、牛丼お待たせ」と言われて出されたのは、何やら黄緑の液体のかかったエビ盛り
ご飯だった。正解があるとすれば、それは器と米だけである。

ある国の料理が正しく作られているかどうか、というのは自分は気にしない性格である。
所変わっても現地の人々にとって美味しく作られているならばいいではないか、と考えて
いる。しかし、変に期待させておいて裏切るのはあまりにもひどいではないか。
心なしか、野菜入りエビカレー牛丼はことさら辛く舌に感じられた。

牛丼の吉野家はニューヨークには支店があるそうである。
あと一歩なのだから、早くボストンにも支店を出してくれないだろうか。
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by fumiwakamatsu | 2009-02-03 12:32 | 雑記
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